渡辺コラム

アトピーや喘息と排気ガス(PM2.5)

アトピーの相談者で2月3月頃から顔や首の炎症が強まったとか、喘息の相談者で2月3月頃から発作が久しぶりに起こったとか、普段アレルギー症状のない人が2月3月頃からに目の周りが腫れたりくしゃみや鼻水がでるようになったという訴えがたくさんあります。

花粉の影響かもしれませんが、黄砂も増える時期です。黄砂が増えるということは中国からの大量の排気ガス(PM2.5)も日本にたくさん届いてくるということになります。

花粉症でない人でも症状が出ている人がいるので、アトピーや喘息などの悪化はPM2.5の影響が大きいのではないかと推測しています。そもそも日本人は排気ガスによる四日市喘息を経験しているわけですから、排気ガスによる悪影響はまず疑うべきものだと思います。

しかし、そこまで区別する必要はありません。花粉にしても排気ガスにしても空中を漂って、いつの間にか体に付着するという性質は同じですので、対処法も同じになります。どちらかの対処をすればおのずと両方の対処をすることになるわけです。

外出時のマスクをするなどして、物理的に花粉やPM2.5を体に付着させないこと、それと付着してしまったものを体から除去すること、これらのことで対処していきましょう。特に洗うというのが面倒かもしれませんが、洗うことで症状がとても落ち着くことがありますのでがんばりましょう。目や鼻や喉といった粘膜以外にも顔全体を洗ったり拭き取ったりするのも効果的です。

抗アレルギー剤などで対症療法をするだけなく、原因の対処をしていきましょう。

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