渡辺コラム

【健康改善】我流を取り入れるのは基礎ができてから

アトピーや喘息、糖尿病、がん、いろいろな相談を日々受けていますが、中にはこちらが提案にすぐに我流を入れてしまい、こちらと指導とはだいぶ違ったことをされている様子があります。それがプラスになることなら良いのですが、どちらかというとマイナスになっていることの方が多い印象があります。

すぐに我流でやってしまう原因としては、完全にやめてしまうのも気持ち悪いと以前の方法を取り入れてしまったり、もう少し楽がしたいとズボラになってしまうことが思います。

気持ちは分からなくもないです。スポーツでもフォームを改善しようとすると最初はとても気持ち悪くて、新しいフォームは自分に合ってないのじゃないか?やっぱり前の方が正解じゃないか?と思ってしまうものです。
しかし、以前の方法では結果が出なかったという現実を受け止め、状況を打開していくためにはしっかりと新しい取り組みをしていかなければなりません。

まずは指導者の言うことを忠実に守っていってください。最初は気持ち悪くても段々と慣れてきます。慣れてくると、少し成果が出てきます。そうするとその取り組みに自信がついてきます。我流を入れるなら、そこまできたときにやっと入れてください。
その時であれば、以前の方法に後ろ髪を引かれたような我流ではなく、新しい取り組みをさらに進化させるための我流になるはずです。

僕が取り組んでいる菌ちゃん野菜作りでも似たような状況を見かけます。SNSを見ると「菌ちゃん野菜作りはやったけど良い野菜ができなかった」などの農法に否定的な投稿を目にすることがあるのですが、投稿されている画像を見ると間違いを多数発見します。つまり菌ちゃん野菜作りとは違う野菜作りをして、菌ちゃん野菜作りではうまくいかなかったと言ってることになります。
僕も菌ちゃん野菜作りを始めた当初は失敗の連続でした。しかし反省と挑戦を繰り返して、今では安定的に菌ちゃん野菜を作ることができるようになりました。
菌ちゃん先生こと吉田俊道さんが、菌ちゃん野菜作りで、農薬不使用でもキレイで美味しい野菜を育てているという現実があるのですから、その現実に合わない結果を招いたのならば、自分の作業工程のどこかに間違いがあったに違いないと思い、どうすれば吉田さんに近づけるかと試行錯誤を繰り返したからこそ出せた結果です。

それは勉強でもスポーツでも音楽でも技術でも同じことではないでしょうか。初心者が最初からベテランと同じことができるなんてことは余程の天才のみです。最初は失敗しながらも繰り返し繰り返し訓練し、基礎を固めることでやっと成果が得られるのだと思います。

他の人は成果がでているのに自分は成果が出ていないというときは、教えをちゃんと守れているか?我流を入れ過ぎてしまっていないか?と考えてみましょう。

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