渡辺コラム

世の中理不尽で当たり前

僕が理不尽なことが嫌いで、理不尽がなくなれば良いと思いますが、理不尽が世の中から消え去ることはありえないと思っています。

今日だって日本中で理不尽なことがたくさんあったことでしょう。真面目な人が騙されたり、罪のない人が事故に遭ったり、傲慢な人に訳のわからないことを言われたり、毎日星の数ほどの理不尽が生まれていることでしょう。

理不尽というのはどんどん湧いて出てくるものなのです。つまり世の中理不尽で当たり前なのです。だから世の中の理不尽を消そうとすることに尽力してもなかなかうまくはいきません。

そこで渡辺の提案です。

理不尽に負けない強さを身につけましょう。

昭和の人たちを見てください。めちゃくちゃな根性論(良い根性論もあります)を押し付けられて育っていますが、それでも昭和の人たちはよく笑います。

みんながそうではありませんが、理不尽をシャワーのように浴びて育っているので少しの理不尽如きでは動じません。「世の中こんなもの」と割り切っているので、多少の理不尽でどん底に落ちたようにはなりません。

キレイごとの中には「理想論」が存在します。その理想論こそが絶対的に正しいものだと思ってしまうと、「こんなのおかしい...」と、理不尽が当たり前という現実に毎日心を痛めてしまいます。理想とかけ離れた現実から目をそらし逃げてしまう人もいるでしょう。

理想を求めることを決して否定するわけではありません。より良い社会を目指して理想を求めることは素晴らしいことだと思います。しかし、”現時点”では世の中理不尽で当たり前であることを認識しておきましょう。

そして、自分自身を見直しその理不尽に負けない強さを持ちましょう。社会を変えようとするよりも自分を変えることの方が確実にできるはずです。

  • 健康相談
  • お問い合わせ

無料健康相談

メニューを閉じる