渡辺コラム

低体温はミネラルとビタミンと糖鎖の不足

平熱は37℃くらいが健康

昭和初期の小学生の平熱の平均は37℃くらいだったそうなのですが、どんどんと下がり、今では約4人に1人が36℃未満になっているそうです。

37℃なんて微熱なんだから、36℃くらいでちょうどいいのでは??と聞こえてきそうですが、実は違います。普段36℃くらいの人が急に37℃になれば微熱でしょうが、ずっと平熱が37℃なのはなんの問題もありませんし、むしろものすごく良いことなのです。

人の消化酵素は37℃くらいでもっとも活性することが知られているように、人の生体機能は37℃で一番発揮できるように作られています。(ただし、免疫に関してはさらに発熱した時の方が働きます)

不調と低体温をセットで持っている場合、体温を高めて生体機能を発揮することに成功するだけで、その不調が改善できる可能性もあるわけです。

低体温の原因

では、なぜ体温は下がるのでしょうか?どうやったら体温を上げることができるのでしょうか?

簡単にいうと栄養不足で体温は下がり、栄養をしっかり補うことができれば体温は上がります。

ここでも、この飽食の時代に栄養不足??と聞こえてきそうですが、現代人は部分的な栄養不足に陥りがちなのです。現代人は人間が特に美味しいと感じる糖質、脂質、たんぱく質ばかりを食べるようになり、ミネラルやビタミンの豊富な野菜や茸や海藻や果物を食べる量が不足するようになってしまっています。

糖質も脂質もたんぱく質もエネルギーとなり発熱するのですが、エネルギーに変換するためにはミネラルやビタミンを必要とします。つまりミネラルやビタミンが不足しているとエネルギーの生産効率が低下し、低体温になっていくのです。

ミネラルやビタミンの多い野菜や茸や海藻や果物の摂取量を増やして、砂糖や油に偏ったジャンクフードを少なくしていきましょう。そうすれば少しずつですが体は変わっていきます。

また、あまり知られてはいませんが血液型などをつかさどる糖鎖も重要な働きをします。糖鎖を補給することで体温が上昇することも珍しくありません。

あなたの不調の原因は低体温かもしれません。低体温ならば栄養状態や食生活を見直しましょう。偏りが見えてくるはずです。

食生活の見直し方が分からない時は当店にご相談ください。

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