渡辺コラム

アトピーは遺伝が全てではない

昔、あるテレビ番組である専門家が「アトピーは遺伝で、片親がアトピーならその子供は80%がアトピーになる。両親がアトピーならその子供は100%アトピーになる」と言っていました。

正直、それを聞いた瞬間に「はぁ?」と思いました。遺伝なら、なぜ僕の先祖に誰もアトピーがいないのか??

うちに相談に来られる方たちも、ほとんどの人がそうです。親子でアトピーなんてある年代より若い人たちばかりで、昭和前半生まれ以前の親御さんや祖父母さんはアトピーではありません。

逆に子供の方がアトピーじゃないパターンもあります。アトピーの僕とアトピーでない妻から生まれた3人の子は誰もアトピーではありません。あるテレビである専門家が言ったように、片親がアトピーなら80%の確率で子供がアトピーになるという話を正しいとするなら125分の1の確率に当てはまったとても運の良い話になりますが果たしてそうでしょうか?そんなにうまい話があるでしょうか?

僕が子供たちに意図的に極力与えなかったものがあります。それは食品添加物です。”昭和前半生まれ以前の人にはなくて、それ以降の人にはあるもの”を僕なりに考え、最終的にいきついたのが食品添加物などの化学物質だったからです。

胃腸がしっかりしてくると言われる3歳くらいまで、食品添加物を極力避けてみたのです。すると結果的に3人ともがアトピーになならなかったのです。

このことから、アトピーは単純に遺伝とか確率ではなく、ある遺伝子(体質)を持った人が、何かしらの化学物質(食品添加物)を取り入れてしまうことで発症するのではないかと推測できるのではないでしょうか。

子供もアトピーになってしまうのではと心配な方は、ダメ元で食品添加物などの化学物質を子供に与えないように気を付けてみてください。結果どうなるか分かりませんが、やるだけのことはやっていきましょう。

1960年頃までアトピーなんてなかったのです。それ以前の環境にできるだけ近づけた生活をしていきましょう。可能性はあるのです。大変ですが頑張っていきましょう。

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