【めまい】の漢方的な原因と対策|渡辺コラム | 自然&漢方サンポウブログ
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【めまい】の漢方的な原因と対策
ぐるぐると目の回る吐き気を伴うめまい(メニエール)、ふらふらと船に乗っているようなめまい、立ちくらみのような目の前が真っ白になるめまい、めまいもいろいろと種類があります。
めまいが頻繁に起こると動くことが不安なってしまいます。
車の運転中に起こったらどうしよう...
みんなと行動しているときに起こったら迷惑をかけてしまう...
そんなめまいの漢方的原因と対策をご紹介します。
☆原因と対策その1【ストレス】
不安や怒り、緊張などの感情が強まったときなどに、気の流れが悪くなりめまいが起こりやすくなります。普段からリラックスしたり悩み過ぎないようにすることが大切です。漢方薬では気の巡りを良くする疏肝理気薬を選びます。
☆原因と対策その2【疲れ】
疲れすぎると血圧が低くなり過ぎたり、体の機能そのものが低下することでめまいを引き起こします。寝ることが一番疲れが取れますので、できだけ睡眠時間をとりましょう。漢方薬では気を高める補中益気湯などを選びます。
☆原因と対策その3【貧血】
血が薄い、又は血の量が少い、顔色が青白い人に多いパターンです。血がなければ栄養が脳まで届かず、栄養不足によるめまいを起こしやすくなります。消化の良い食事をしてしっかりと栄養を取りましょう。漢方薬では血を増やす効果のある婦宝当帰膠などを選びます。貧血と疲れはセットになることも多いです。
☆原因と対策その4【水分過剰】
体に水分が過剰にあると、過剰な水分が気や血の流れの邪魔をしてしまい、めまいの原因となります。頭が重い、頭が痛いという症状を伴うことも多くあります。水分補給のしすぎや甘い物の摂りすぎは水分を過剰にしてしまうので控えましょう。漢方薬では余分な水分を除く半夏白朮天麻湯などを選びます。
☆その5として【老化】もあります。
老化には抗えませんが、補腎薬という分類の漢方薬を飲むことで症状が軽減することがあります。
どの種類のめまいの場合でも、自分がどのタイプに当てはまるのかをよく考えて対策していきましょう。