低血圧のリスク(めまい・ふらつき・脳梗塞、頭痛)|渡辺コラム | 自然&漢方サンポウブログ
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低血圧のリスク(めまい・ふらつき・脳梗塞、頭痛)
『血圧が高いと怖い!とにかく血圧を下げろ!』
と思っている人がたくさんいますが、闇雲に血圧を下げるというのはとても怖いことです。
「低血圧で朝起きられない」
「低血圧でふらつく」
「学校の全校集会で倒れた」
↑このような言葉を聞いたことありませんか?
低血圧だと脳に血液が十分に届かなくなるので、脳が貧血状態になるのです。脳が貧血状態ということは脳が酸素や栄養が受け取れない状態ですので、起きられない、立ちくらみ、めまい、ふらつき、失神、頭痛に繋がるというわけです。
特に加齢等の理由で血管が狭くなってきたときの低血圧は重大なリスクを伴います。
それは脳梗塞です。
人は直立歩行をする生き物ですから、重力に逆らって心臓から脳へと血液を送る必要があります。そのためにはある程度の血圧が必要になってきます。
加齢などで血管が細くなり血液が通りにくくなっていると、これまで以上に血圧をあげなければ脳の隅々まで血液が届かなくなってしまいます。
そんな時に血圧を下げ過ぎたらどうなるでしょうか?もちろん血が脳に届かなくなります。特に血管の閉塞がある部分で血液が止まってしまい脳梗塞になるのです。この様な注意事項は血圧の薬の説明書にも書かれています。
では、どれくらいから低血圧かというと、最高血圧が100を下回る様になると誰しもが低血圧と言ってよいでしょう。血管の閉塞のない若い時でも最高血圧は100は超えている人がほとんどだからです。
しかし、厳密にはその人によって適度な血圧というのは違います。110くらいから低血圧の人もいれば、120の人もいるでしょう。数字ではなく体の状態で自分の低血圧を感じることが大切です。
先述した通り、脳の貧血状態では、起きられない、めまい、ふらつき、失神、頭痛などが起こります。この様な症状が続く場合は、自分にとっては低血圧なのではないかと疑ってみてもよいと思います。血圧の薬をお飲みの方は、主治医に相談しましょう。
血圧の薬も飲んでいなくて低血圧という場合は、体のパワーや血液量の不足が原因になっている可能性があり、体質改善が重要になってきます。食の見直しや栄養素や漢方薬の出番ですので、ご相談ください。