体温36℃前半は低体温|渡辺コラム | 自然&漢方サンポウブログ
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体温36℃前半は低体温
平熱の定義を調べたところ、36.55℃~37.23℃が平熱だということです。
今から約60年前の記録によると、その頃の日本人の平均体温は36.8℃で平熱のちょうど真ん中になります。
それが60年経った今、平均体温が1℃も下がっているそうです。平均35.8℃。これでは体内の酵素活性なども落ちてしまいます。体は十分に機能しないでしょう。
その一番の原因はミネラル・ビタミン不足です。
生化学を知っている人であればみんな知っているブドウ糖からエネルギーを作り出す解糖系。ビタミンB1などが必要です。ビタミンが働くのにミネラルが補酵素として必要なものもあります。
ミネラルやビタミンがないと糖をエネルギーにできません。すなわち発熱しないということになるのです。同様に脂質やたんぱく質をエネルギーにかえるにもミネラルとビタミンが必要です。
現代人がよく食べている高カロリーのジャンクフードには、糖質、脂質、たんぱく質は多く含まれていますが、ビタミンとミネラルは多く含まれていません。ジャンクフードばかり食べていると、徐々にミネラル・ビタミン不足となり、低体温に陥っていくのです。
ハンバーガーやフランクフルトやフライドポテト。ジャンクフードは美味しいです。しかし、そればかりでは体の本来の機能が発揮できず、いずれ体調を崩してしまいます。
穀物や野菜を食べて行きましょう。魚肉も含め肉は大丈夫です。自然の恵みには必ずミネラルやビタミンが含まれています。植物も動物も人間と同じようにミネラルやビタミンを利用して生きているからです。
ポイントはできるだけ野菜の皮を食べることです。
野菜の皮には外敵や強い日差しなどから体を守るために栄養が集中しています。表面についている農薬は洗い流して、皮付きの野菜を食べましょう。