アトピーと梅雨と水毒|渡辺コラム | 自然&漢方サンポウブログ
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アトピーと梅雨と水毒
アトピーの相談を受けていると、梅雨時期に多いなと感じる訴えがあります。
・肌がポコポコする
・汁が増えてきた
水分過多による症状ですね。
梅雨の湿気た空気。呼吸をするだけで水分が体に入ってきます。
自然現象と同じことが体にも起こるのです。
雨が多すぎたら側溝から水が溢れてきますよね?体から出て来る汁と同じです。汁として体外に出なければ体内で水腫が出来てポコポコします。
漢方では、このような体に不調をきたす過剰な水分を「水毒」と呼びます。この水毒は利水剤という体内の水毒を打ち消すための漢方薬を飲むことで、症状が軽減されます。
暑いと熱中症予防のために水分を多く摂った方が良いと言いますが、梅雨時期については気をつけましょう。先述した通り、呼吸しているだけで水分を摂っていますから、さらに水分を摂ると、水毒による不調が助長されてしまいます。
対処法ですが、漢方薬の利水剤を飲んで体の水はけを良くしながら、水分の摂り過ぎに気を付けて、梅雨が終わるの待つだけです。
アトピーがなくとも、水毒によって、頭痛、めまい、吐き気、むくみなどの様々な不調が出てきます。体質や生活習慣によっては、水毒による症状が梅雨以外でも慢性的に起こる場合もあります。
お困りの際はぜひご相談ください。