渡辺コラム

【心技体】適度に負荷をかけよう!

現状で50㎏の物を持ち上げられるとします。
51㎏は持ち上げられません。
無理に持ち上げようとしてもケガするだけです。

現状ではダメであっても、トレーニングを積んでいくと100㎏でも持ち上げられるようになります。
すると以前は持ち上げられなかった51㎏も楽々持ち上げられます。

負荷をかけることで上限が引き上げられるわけです。
負荷をかけることは苦痛であり良くないという風潮がありますが、実はとても大切なのです。

負荷を全くかけなかったらどうでしょうか?

50㎏まで持てていたのに、筋力が弱くなって30㎏も持ち上げられなくなるかもしれません。
こうなるとできない事が増えて、人生余計にしんどくて大変なものになってしまいます。

せめて現状維持できるくらいの負荷はかけていきたいものです。

筋力の話を例にしましたが、これは何にでも通じることです。
心や免疫も同じことがあてはまります。

あらゆる苦難を乗り越えてきた人は精神的に強いですし、幼少期に病気をたくさんした人が、大人になる頃には風邪一つ引かなくなるということもあります。

自分自身もそうですが、子供の教育においても重要なことです。

子育てというのは単に見た目だけを立派にすることではありません。社会の荒波を耐え抜く心や社会で通用する技術を備えさせてあげなければなりません。

それとこれは、アトピーなどのアレルギー疾患にも通じる可能性があります。
許容を超えるアレルゲンを摂取すると、処理できずに炎症を起こし慢性化しますが、炎症を起こさない範囲でアレルゲンを摂り入れることで処理能力が向上しアレルゲンの許容量の上限を引き上げることができるのではないかと推測します。
卵アレルギーでよくやられている減感作療法は、このようなメカニズムではないかと思います。

許容範囲というのは人それぞれ違います。それをしっかり見極めて、無茶のない範囲で負荷をかけていきましょう。

未来志向でいきましょう。

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