渡辺コラム

阪神大震災から27年

本日は2022年1月17日、あの阪神大震災から27年が経ったとのことです。

中学2年生だった僕は、5時45分の本震がくる直前に目がパチッと開きました。数秒後に家が大きく揺れ始めました。

大きく揺れただけなく、その揺れが長かったので、「家が潰れる!」と本気で思いました。ウチが江戸時代からの古い家だったこともあって不安マックス。
僕は逃げるように部活の朝練に向かいました。

学校の3時間目の最初だったでしょうか?
先生が黒板に206人と書きました。

???

「現在分かっている今朝の地震で亡くなった人の数です」と先生が言うと、クラス中が騒然。

放課後家に帰ってテレビをつけてみると、神戸の街の火災の様子などが映されていました。

この地震では、会ったことない人ですが、僕の遠い親戚が1人亡くなりました。伊丹に住む従兄弟の家の壁には亀裂が入りました。

しばらくして震災の特番がやっていたので見ていました。その番組の中で家族が亡くなったと知らされて男性が絶叫するシーンがありました。

僕はその声に涙が止まらなくなりました。
たまたま一人でテレビを見ていたので良かったので、大いに泣きました。

あんなに人の悲しみが伝わってきたのは初めてでした。

それから、人が生きているということは当たり前の様だけど実は運がとても良い事であることや、心と心の繋がりというものをとても考えるようになりました。

その年のプロ野球では「がんばろう神戸」を合言葉にイチロー率いるオリックスが優勝したのは本当に感動的でした。

たくさんの悲しみを無駄にしないために、あの震災を覚えておきたいですね。命があることが当たり前でない事、たくさんの人が助け合って僕らは生きている事を。

震災を覚えておくことが被災者への一番の供養だと僕は思っています

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