渡辺コラム

脱ステロイドとリバウンドの期間

ステロイドの免疫力を抑える

アトピー性皮膚炎でお悩みの方には、ステロイドをずっと使っていても皮膚炎の状態が悪く、副作用の方が気になってきたという人も少なくありません。

そして、ステロイドをやめたい、と思う方も多くおられます。

先日のブログにもまとめましたが、ステロイドには免疫反応を抑える作用があり、それが病原のウイルスや菌やカビに負ける原因となってしまうことがあります。確かに気になる副作用です。やめるメリットというものもあります。

ステロイドのリバウンドはツラい

しかし、ステロイドをやめる、いわゆる「脱ステ」をすると、ステロイドを使う前以上に状態が悪くなる反跳反応(リバウンド)が起こる場合があります。高確率で起こると感じています。

脱ステのリバウンドの症状には、皮膚が真っ赤になる、かさぶたがたくさんできる、表皮がどんどんめくれる、汁がどんどん出てくる、神経が過敏になり衣類や布団と擦れるだけでヒリヒリと痛むなどがあります。
この状態が数日でおさまればまだ楽なものなのですが、そういうわけではありません。これまでのご相談者さんたちでは、短くて1ヵ月、長いと3ヵ月くらいはリバウンドの状態が続きます。
ツラい状態というのは1日が長く感じますし、本当にこれは治まるのだろうかという不安が付き纏います。それが3ヵ月も続くというのはなかなかの精神力を要します。

複数回起こるリバウンド

しかもそのリバウンドというのは1回ではなく、複数回起こることが多いことも難点です。脱ステを始めてから、6ヵ月から8ヵ月後くらいからまた症状が悪化する方が多い印象です。これも治まるまでに1ヵ月から3ヵ月くらいかかります。

脱ステはツラい症状が3ヵ月程度続くことがあり、しかも何度か起こると認識しておきましょう。
※生活習慣が悪く、悪化要因が多い場合は3ヵ月では治まりません。

脱ステは中途半端な気持ちで始めて中途半端でやめてしまえば、苦い思い出が増えるだけであまり意味がありません。脱ステをするならば、リバウンドを乗り切る覚悟を持ってからやりましょう。

アトピー相談お待ちしています

ただ、脱ステによって免疫力が回復することは良いのですが、生活が変わっていなければアトピーはステロイドを使う前に戻るだけになってしまいます。

ステロイドの副作用の不安から抜け出すついでに、アトピーも良くできると良いと思いませんか?
当店はアトピー改善ための生活習慣の提案をしています。ステロイドに頼らずにアトピーを改善させたいと考えられている方は、ぜひ当店にご相談ください。

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