お子さんのアトピーが気になる親御さんへ|渡辺コラム | 自然&漢方サンポウブログ
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お子さんのアトピーが気になる親御さんへ
こちらのページでは、お子さんのアトピーのことが気になっている親御さんに向けての当店の考えをまとめております。
アトピーの素因や要因、アトピー改善のための当店の取組みなどについては、「アトピー性皮膚炎でお困りの方へ」のページをご参照ください。
https://www.shikando.co.jp/atopy.html
目次
1・妊娠中に気を付けること
1)遺伝についての不安
「自分にアトピーがあるので、生まれてくる子もアトピーなのかな?」、「我が子にはアトピーでツライ思いをしないでもらいたい」、親であればそんな不安や願いを持つのは当たり前のことです。
アトピーの発症が遺伝だけが決まってしまうのであればどうしようもないのですが、そんなことはありません。ある一定の世代より上の人たちにはアトピーがほとんどないことが、遺伝だけが問題ではないことを物語っています。その遺伝以外の要因を考えると親としてできることが見えてきます。
2)化学物質を避けましょう。
日本でアトピー性皮膚炎患者が増え始めたのは高度成長期の頃です。その頃に増えてものの一つに化学的な食品添加物があります。食品添加物とアトピーの関係についてはっきりしたことは分かってはいないのですが、胎児の細胞分裂が著しい時期に化学物質がどう作用するかわかりません。相関がある以上は避けておくべきでしょう。
2・授乳中に気を付けること
1)授乳中も食品添加物に気を付けて
妊娠中に気を付けることと同様です。お母さんが食べたものは母乳に移行します。母乳には子供を守るための免疫物質が含まれているので、母乳が出るのであればできるだけ母乳で育てることをお勧めしますが、母乳に化学物質をたくさん含ませてしまうとアトピーを発症させてしまう恐れがあります。授乳中もお母さんが添加物を極力摂らないことが大切になります。
2)食生活の改善は家族みんなでやりましょう。
しかし、お母さんが気を付けているのに、お父さんは好き放題というのは家庭の姿としていかがなものかなと思います。夫婦そろって、お子さんのために食品添加物を摂らないように気を付けていきましょう。
3)害が分かっている食品添加物もあります。
タール系色素やハムに使われている発色剤や人工甘味料などには、発がん性が認められているような物もあります。
お子さんを立派に育て上げるためには親御さんが健康でいなければなりません。家族みんなで積極的に食品添加物の少ない食生活をしていきましょう。
母乳が出ない等でやむを得ずミルクを使用する場合は、できるだけ添加物の少ないものをお探しください。
3・離乳食以降に気を付けること
1)お子さん自身にも食生活に気を付けさせましょう。
お子さんが自分で食べ物を食べられるようになっても気を付けることは同じです。食品添加物の入ったものを極力避けましょう。友達の家などに遊びに行くようになった場合は、無添加のお菓子やおにぎりを持たせて、お友達の家で食品添加物の多いお菓子を出してもらった場合は断るようにしましょう。
2)みんなに理解を求めましょう。
ただ、他所の家でのお菓子の断り方には十分な配慮が必要です。お友達の親御さんはあなたのお子さんを喜ばせようと思っておやつを用意してくれたのです。それを突き返すというのはとても失礼なことです。その気持ちは丁寧に受け取りつつ、ちゃんと事情を話して理解してもらう必要があります。事前にお友達の親御さんに伝えておくのも手です。
4・食品添加物とは
食品添加物は、おいしい、キレイ、便利、安い、を作れます。
タンパク加水分解物質などを食品に混ぜると快感の味が作り出せます。ハムを発色させたり、めんたいこを着色すれば見栄えが良くなります。レトルト食品などレンジで温めるだけで食べられる商品はとても便利です。保存料や防腐剤によって長期保存も効きます。化学的に合成できるものは安価になります。
おいしくて、キレイで、便利で、安いものを提供してもらえるのは嬉しいことなのですが、消費者が飛びつくほどに、アトピーや食物アレルギーなどのアレルギー疾患が増加している傾向があるのです。
5・食品添加物を避けるためのテクニック
1)無添加の商品は絶滅危惧種
食品添加物を避けるためには、まずは商品の成分表を見る癖をつけましょう。成分表を意識して、より食品添加物の少ない商品を選んでいきましょう。
しかし、いくら成分表を見ても添加物を完全に避けることが困難な時代になってきました。スーパーに並ぶ沢庵や梅干しなどを見てもらえれば分かりますが、近年は無添加のものが1つも置かれてない場合があるのです。
徹底して食品添加物を避けるためは、無添加で無農薬のいわゆるオーガニックとか自然食品と呼ばれる商品を専門で扱っているお店を利用するようにしましょう。
2)原材料ほど食品添加物が少ない。
また料理を手作りすることも食品添加物を避けるには有効です。売られている野菜には残留農薬が多少あるかもしれませんが、食品添加物は使われていません。そのままの食材をご自分の手で調理しましょう。料理が大好きな方は問題ないですが、そうでもない方もおられると思います。長く続けるためには、簡単な料理を作ることが大切です。野菜などをあまり細かく切る必要のないような煮物やみそ汁や野菜炒めなどを作りましょう。手の込んだ料理を毎食作るととても大変なことです。続かなければ意味がありません。
野菜も信頼できる無農薬栽培の農家さんから購入できるとさらに良いです。
6・乳児湿疹について
アトピーではありませんが、乳児湿疹でパニックになる親御さんがたくさんおられますので触れておきます。
乳児湿疹がひどい場合、皮はめくれて汁がだらだらと出てくるのでとても驚いてしまうものです。親御さんからすると心配で仕方なくなるでしょう。
しかし、乳児湿疹はちゃんと治まっていきますので、焦ってあれやこれやと薬を塗ったりしないようにしましょう。逆に症状を長引かせたり拗らせてしまうこともあります。
ご年配の方で、大人になって乳児湿疹をずっと引きずっているのという人はいませんよね。放置しても大丈夫くらいの気持ちでいましょう。乳児湿疹の改善スピードには個人差が多く、数年かかる場合もありますが、焦らないようにしましょう。
7・保護者の心構え
1)病気の原因を考えましょう。
アレルギー性疾患には必ずその対象となるアレルゲンが存在します。
お子さんの体が何をアレルゲンと認識しているのかを考える癖をつけましょう。
原因に目を向けず、闇雲に薬ばかりに頼っても、一時抑えをするばかりで本当の改善にはなかなかつながっていきません。
貯水タンクの底が傷つき水漏れをしているときに、水を足すことばかりで対処しているようなものです。水を足しても足しても水が減っていけば、水は漏れていくので終わりがありません。大切なのはタンクの底の傷を修復することです。
早く原因に気付き、根本的な対処をしていきましょう。
2)疑わしい物は避ける癖をつけましょう。
ただ、アトピーは原因を特定することが難しい病気です。食材、食品添加物、空気中の化学物質、菌、ウイルス、それらの種類やそれらを構成する成分は無数にあります。全てを調べることなど到底不可能なことだからです。
そこで「疑わしい物はとりあえず避ける」という意識を持つことが大切になります。特に問題ない食品添加物もあるのかもしれませんが、特定できないのなら念のために全て避けてしまおうといったような感じです。
食品添加物は命を維持するために必要なものではありませんから、摂取しなくて困ることはありません。遠慮なく避けてください。
8・まとめ
歴史的に見て、日本の高度成長期頃からアトピー性皮膚炎が増加していることが分かっています。その頃から増えたものに食品添加物があります。疑わしい物はとりあえず避けるという意識を持ち、できるだけ食品添加物を摂らない食生活を送りましょう。
胎児や乳児にとっては母親の食べたものが子どもの食べたものになりますから、妊娠中から気を付ける必要があります。ただお母さんだけに気を遣わせるは良くありません。家族のことですから、家族みんなで取り組みましょう。食事に気を付けて損はありません。
9・食生活改善のお手伝いします
現代はたくさんの情報が飛び交い過ぎ、そのために混乱されている方が多くおられます。情報には、必須な情報と必須ではない情報、中には間違った情報もありますので、そのあたりを整理するととても分かりやすくなってきます。
当店は、アトピーを改善したり予防するための食生活を分かりやすく説明いたします。お子さんのアトピーやあなた自身のアトピーでお困りでしたら、ぜひご相談ください。
10・アトピー改善のためのご相談お待ちしています。
1)初回はご来店ください。
アトピー性皮膚炎のご相談ですが、全国どこの方であっても初回はお越しいただいています。顔を合わせてお話した方が、話が正確に伝わりやすいですし、その後のやりとりもしやすく、成果が上がりやすいからです。
※初回は2時間程度かかります。
2)旅行も兼ねてお越しください。
滋賀県は歴史的な観光名所が多いですし、近江牛の美味しいお店がたくさんありますよ。大阪、京都、奈良、福井、岐阜、愛知、三重には移動しやすいです。