渡辺コラム

食品添加物によるアトピーの発症・悪化

アトピーを始め、喘息や花粉症、食物アレルギーなどのアレルギー疾患はなぜ増えたのでしょうか?

いまだにその原因は特定されていませんが、いつごろからアレルギー疾患が増えたのかは統計データで分かっています。

昭和35年頃からです。
高度成長期にあたります。

日本の高度成長期では、排気ガスによる四日市ぜんそくや排水による水俣病やイタイイタイ病を経験しました。

ある種の化学物質が人体に非常に有害であることが分かる史実です。

アトピーの増え始めた時期から、アトピーの発症にもある種の化学物質が関係している可能性が高いと考えらのではないでしょうか。

特に疑わしいと思うのが食品添加物です。
天然の食品添加物もありますが、食品添加物には多くの化学物質が使われています。

食品添加物には、うまみ成分、保存剤、防腐剤、発色剤、膨張剤、着色料などさまざまなものがありますが、近年になってもその年間使用量や種類は増え続けているそうです。

アトピーだけでなく、20年前には聞いたこともなかったような食物アレルギーを持つ子供たちが増えたことにも関係している考えられるのではないでしょうか。

昔と生活様式が大きく変わり、食卓にはインスタント物やスーパーの総菜や弁当などの出来合いのものがたくさん並ぶようになりました。販売者にとって一番恐れるのは食中毒の発生ですし、買ってもらうためには見栄えや価格が重要になってきます。そのために出来合いのものにはたくさんの食品添加物が入っているのです。

昭和35年からもう60年が経ちますが、いまだアトピーや食物アレルギーの原因は特定されていません。特定されていないのであれば疑わしいものを自らの力で避けていくしかありません。

当店指導によるアトピー改善に取り組まれている方たちを見ていましても、食事を気を付けられるかどうかで改善が大きく左右されている印象があります。

疑わしいものは避ける。

この感覚がアトピー改善には重要だと考えます。

  • 健康相談
  • お問い合わせ

無料健康相談

メニューを閉じる