渡辺コラム

気血水が、充実して、よく流れていると健康

中医学では、人の体は気血水でできているとされています。

中医学の健康の定義は至って簡単です。
この気血水が十分にあって、よく流れている状態が健康です。

簡単に気血水を説明します。

「気」は体を構成する目に見えないもの。

「血」は体液(水)以外の体を構成するもので、筋肉なども含む。

「水」は体液(水)

この気血水が不足すると、元気がなくなったり、体の機能が落ちてしまいます。免疫力が落ちるので感染症にもかかりやすくなります。

気血水の流れが悪くなると、精神的にイライラしてきたり、血流が悪くなったり、痰がたまったり、体がむくんだりします。

現代人は、べたべたする油や砂糖を過剰摂取するようになった反面、ビタミンやミネラルを含む野菜不足しています。その結果、気血水が不足したり、流れが悪くなっている人がとても増えています。

若い人に多いサインとしては、ニキビなどの肌荒れ、便秘、低体温などがあげられます。

思い当たる方は要注意です。

気血水は全てがいっぺんに不足するわけでもありませんし、気血水の全ての流れが悪くなるわけでもありません。(中には全部良くない状態の人もいますが、、、)

不足しているものや流れが悪くなっているものにターゲットを当てて漢方薬を選んでいくと効果的です。

しかし、漢方薬である程度不調が改善させても、これまで通りの生活を続けていれば、また同じ不調が出てくるでしょう。

砂糖と油を減らし、良質な食事をすることが重要です。

「贅沢な食事」と「良質な食事」は全く違うものであることをご認識ください。

漢方薬と食生活を合わせることで、とても治療効果が高まります。

ぜひトライしてください。

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