渡辺コラム

食品添加物とアレルギー

今、食物アレルギーを持つ人が増えています。

増えたという変化があるということは、必ず要因が存在します。

食物アレルギー増加の要因はなんなのでしょうか?

そう考え始めた時に、茶のしずく石鹸の事件がヒントを与えてくれるように思います。

茶のしずく石鹸の事件というのは、茶のしずく石鹸に含まれていた小麦を加水分解して作られた「グルパール19s」という添加物によって、本物の小麦にアレルギーを持ってしまったというものです。

つまり、本物を加工して作られた化学物質によって、本物にアレルギーを持ってしまうことがあるということです。

今、食品の成分表示を見ると、多くのものにタンパク加水分解物質という添加物が使われています。これは旨味成分です。

ということはこの食品添加物によってタンパクにアレルギーを持ってしまう可能性があるということです。

食品添加物にはDNAの成分である核酸もあります。

様々なところに本物にアレルギーを持たせてしまう可能性の秘めた食品添加物がたくさんあるのです。

今、ほとんどの食品には食品添加物が入っていて、普通には避けようのない環境になってしまっています。

そんな中、食品添加物を避けようと思うと、ちょっと手間がかかりますが無農薬の食材を使って手作りするか、ちょっと高価になりますがこだわりのお店に頼るしかありません。

僕は、そのちょっと手間やお金をかけることをお勧めします。

食品添加物はアレルギーの原因となる云わば毒です。本来の食品の味や見栄えを隠す化粧です。
健康を考えるなら、食にケチになって毒を摂ってはいけません。

無農薬でも虫食いの少ない栄養価の高い野菜。
添加物で味付けしなくても美味しい食品。
化粧する必要のない良質なものを食べていきましょう。
 

アレルギーというのは、本当にツライ病気です。

アトピー性皮膚炎なら、容姿に悩み、痒みにイライラし、ハンデのある自分自身が嫌になってしまいます。

花粉症で水鼻が止まらない時もつらいものです。集中力が大きく奪われてしまいます。

喘息は気道が閉塞し、痰が絡み、息苦しくて死ぬ思いを何度もさせられます。発作のひどい方の場合は、学校を休みがちになり、授業についていけなくなる場合もあります。

食物アレルギーは、自分だけがみんなと別メニューになります。悲しいですよね。本人も親も学校もとても気を遣わざるを得ません。

今、給食で死ぬ子までいます。

食材を気を付けることで、そもそものそのような体質にならずに済むのです。長い長い人類の歴史で、こんなにアレルギーがあるのはこの40~50年です。逆に言うなら、食品添加物のない時代の食事に戻せばほとんどなくなるのです。

自分自身が、これから生まれてくる子供たちがツライ思いをしないように、食を見直していきましょう。考えていきましょう。社会に流されないようにしましょう。
 

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