昭和初期の小学生の平熱は37℃以上|渡辺コラム | 自然&漢方サンポウブログ
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昭和初期の小学生の平熱は37℃以上
あなたの平熱は何度ですか?
あなたのお子さんの平熱は何度ですか?
あなたは昭和初期の小学生の平熱が37℃を超えていたことをご存知ですか?
昭和20年以降、この平熱がどんどんと下がってきています。
今では平熱が35℃台という人は珍しくありませんし、中には34℃台の人もいます。
この平熱は免疫など、体の機能にとても関わってきます。
中学生の理科の授業で、食べ物を消化する酵素は約37℃で一番働くと習ったのを覚えていますでしょうか?
人間の体は37℃くらいで一番機能するように設計されているのです。
37℃よりも下がれば下がるほど生体の機能は衰え、34℃台というのは、その人の本来の力には程遠い状態と思って良いでしょう。
体温が35.5℃以下ではガンになりやすことも分かっています。これも免疫力の低下が原因です。免疫は出来たばかりのガンを掃除する能力があるのですが、それが十分に機能しなくなったためです。
逆に発熱はどうかというと、大切な防衛機能の一つです。体温が38℃以上になると人の免疫力はぐんと強くなります。病原菌などに感染した時は、自らの体温を上げて病原菌を退治するのです。
しかし、困ったことに、現代は発熱は病原菌が起こしていて、しんどいから下げてあげましょう、という風潮になっています。
体が病原菌を倒そうと思ってやる気満々になっているのに、解熱剤を飲み、体の活性をわざわざ落とし、病気を長引かせてしまっているのです。
もちろん、このことはお医者さんは知っています。
いつの間にか出来上がった、発熱には解熱剤、という風潮が、「あの医者は熱が出てるのに解熱剤をくれなかった!」という文句を生むようになり、お医者さんも一人一人にちゃんと説明している暇もないから、もうとりあえず解熱剤を出しておこうという感じになってしまったのです。
体温は42℃を超えなければ、熱で殺されることはありません。それで死ぬのであれば、熱いお風呂に入ってみんな死んでしまいます。
さて、低体温の方に話を戻しますが、なぜ平熱が下がっているのでしょうか?
それはミネラルやビタミンが体に足りていないからです。
炭水化物や油が燃料であれば、ミネラルやビタミンは着火剤です。着火剤が不足すると、十分に燃料を燃やすことができなくなってしまいます。
問題は今の食生活にあります。
現代人はお菓子から摂取するカロリーが、ご飯から摂取するカロリーよりも多くなっているのをご存知でしょうか?
お菓子は砂糖や油ばかりで作られていますので、そればかり食べているとミネラルやビタミンが不足していくのです。
最近は、ちょっとしたことで骨折する子供が増えました。これは完全なカルシウム不足であり、カルシウムはミネラルの1つです。
ミネラルの不足はホルモンや自律神経系にも大きく関係します。落ち着きがなく集中力がない、やる気がでない、イライラしてしまうなども、ミネラル不足が原因の可能性があります。
自分自身、もしくは家族の方が不調であれば、一度体温を測ってみてください。そして、36.5℃に満たないようであれば37℃を目指して、良質なミネラルやビタミンの補給できる食事をしてみてください。吸収しやすいようによく噛んで食べると成果が出やすくなります。
あなたがずっと普通だと思っていた体の調子は、あなたの正常ではないかもしれません。希望を持って食生活を変えてみてください。
食生活の改善の仕方が分からないという方はご相談ください。
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