渡辺コラム

アトピーはなぜ汗をかくと痒くなるのか。その対処法。

夏になってきました。

学校の体育の時間や外仕事で汗をかくことが増えているのではないでしょうか?

僕も経験があるのですが、汗をかくとアトピーの症状が出ているところが異常にかゆくなることがあります。

これまで体内にあったものが、汗となって体外に出たとたん痒みを起こすのはなぜだろう?と僕は長年疑問に思っていたのですが、答えが出せずにいました。
それでも、汗で痒くなるという現実があるので、相談に来てくれる方には「とにかく汗は痒みを強めるから、汗はできるだけ洗い流してください」と指導していたのですが、アレルギー疾患というものを深く考えてみると、その理由が見えてきました。

その答えはすごく単純です。アレルゲンです。体内のアレルゲンが汗と共に追い出されてきたのです。そのアレルゲンが戻ってくるのを防ぐために痒みが起こし、掻き出すという行動を体に取らせるのです。

多くの人は掻くからアトピーがひどくなると思っていますが、それは違います。例えば、蚊に刺されたときに思いっきり書いてもアトピー様の皮膚炎にはなりません。
掻くことを悪者することが自体が間違えだったのです。そしてその間違った認識が答えを見失わせていたのです。

蚊に刺されたときの痒みは、蚊の唾液に含まれるたんぱく質を排除するための防衛機能です。

掻くということが防衛機能だと理解した時に、同時に汗にアレルゲンが含まれていることが理解できるのです。

つまり、汗によって痒みは強まるということは汗の中にアレルゲンがあり、汗は体内から出てきたのですから、体内にアレルゲンが籠っているということなのです。

汗でアレルゲンを体外へ出し、掻いてさらに追い出そうしているのです。

少し余談になりますが、発熱は自分の免疫力を上げるために自分が高めます。下痢や嘔吐は異物や病原菌などを追い出すために自分の体が起こします。咳も鼻水も同じです。痛みはこの場所に炎症が起こっているから体を休ませろというサインです。

人の体は良くできているのです。

しかし、今の医療は人の防衛機能を病気の症状の一つとしてしまっています。それが「掻いたらいけない!」という間違った認識に繋がっているのです。

掻くことはアレルゲンを追い出すための防衛機能。だから止める必要はないですし、掻いてた方が早く治るくらいだと感じています。

ただ、痒くて強く掻いてしまうと、赤く腫れあがり、ちょっと人に見せられない状態になることがあることも事実です。だから、体を掻かなくて済むように、汗を洗い流してあげましょう。体の声に従って、それを助けてあげましょう。

そして、何がアレルゲンとして体にこもっているのかを考えてみましょう。

当薬局は、いかにアレルゲンの侵入を防ぎ、いかにアレルゲンを出し切るか、そのための方法をお伝えさせていただいています。
花粉症は花粉のシーズンが終わると症状が治まるように、アトピーもアレルゲンを出してしまえば症状は落ち着くのです。
そこに目を向けず、ただひたすら何かを飲んだり塗ったりしていてもアトピーはなかなか改善しないでしょう。


当店のアトピー相談は初回3,000円(税込)です。初回は60~90分ほどかかります。
他の方と重なった場合は予約の方を優先します。ご予約ください。
電話:0748ー65ー2771
メール:sanpo@shikando.co.jp

※ステロイドは使いません。
※抗アレルギー剤は必要最低限で使っていただくこともあります。

体からアレルゲンを排除して、根本的にアトピーを治していきましょう。あなたからのご相談お待ちしております。

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