水はやり過ぎない方が良い|渡辺コラム | 自然&漢方サンポウブログ
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水はやり過ぎない方が良い
僕、渡辺は家庭菜園が趣味です。
しかも最近はかなりこだわりを持ってやっています。
一番こだわっているのは土作り、生きていくための環境がここにかかっています。糸状菌や乳酸菌など、野菜たちと共生する菌がいっぱいになるような土作りをします。
この菌たちは、野菜と栄養素の交換をしたり、他の菌を寄せ付けなくするので、病気になりにくくなります。
人の腸内細菌も同じことが言えます。共存できる菌をいっぱいにしておくと、人の栄養も満ちるし、他の病原菌を寄せ付けなくなるのです。人の腸内環境を整えるのに、渡辺が一番おすすめしているのはみそ汁です。具の栄養素全部と生きた麹菌を温かい状態で摂ることができるのがみそ汁です。具は好きなものをたくさん入れてください。麹菌を殺さないように加熱し過ぎないことがポイントです。沸騰させたらいけません。
野菜の話に戻します。
野菜と共生する菌でいっぱいの土作りができると、次に野菜を植えます。ここから子育ての始まりです。
可愛い野菜の苗、毎日見たいし、毎日水をあげたくなりますが、毎日水をあげるとどうなるでしょうか?
枯れやすくなります。
十分に水をもらっているから根があまり伸びなくなるからです。伸びても、人の水やりで土の表面に水が多くある状態ですので、土の表面に向かって根が伸びます。日差しが強い日には土の表面がすぐに乾かされるので、水やりをしなければ枯れてしまいます。
つまり、常に人が世話をしないと生きていけない野菜になってしまうのです。これでは野菜も大変ですが、人も大変です。
しかし、ぎりぎりまで水をやらずに育てると、野菜たちは自ら水を探し、地中深くへと根を伸ばしていきます。そうすると、多少の日照りでも地中は乾きませんので、簡単には枯れないのです。
人も同じです。甘やかし過ぎでは自力が育たないのです。心身が育たず、親がついていないと生きていけなくなってしまいます。
子供たちはペットではありませんので、親がいなくても生きていけるように自立させてあげなければいけません。心身が弱いと、社会に出た時に生きづらくなることもあり、とてもツライ思いをしてしまいます。
自信を持って社会に出れるように、幸せに生きていけるように、水をやり過ぎない子育てをしていきましょう。何よりも子供たちのためなのです。
雨くらいで、特別水やりをせずに育てているキュウリ