ガンは開き直った者勝ち!?|渡辺コラム | 自然&漢方サンポウブログ
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ガンは開き直った者勝ち!?
最近はとてもがん相談が多くなったなと感じています。
がん患者と聞くと、塞ぎ込んだ人が多いイメージを持たれるかもしれませんが、
そんなことはありません。
ステージⅢやⅣの方でも、目に光があり、良く笑います。
この人たち、本当に進行がんなの?
とよく思わされます。
反対にステージⅠやⅡでもとてつもなく塞ぎ込んいる場合もあります。
この場合、ほとんどご本人ではなくご家族の方が相談にこられます。
いろんな方と交流させていただいて感じるのは、
「戦意があるかないか」、「開き直れているかどうか」
がすごく大切であることです。
人生を最後まで元気に送られる方は、
「がんになったものは仕方ない」
「まだ死ぬ気がしない」
「生きるための方法をいろいろ探してる」
と言われます。
その反対に、がんと宣告された時点で人生が終わったように暮らしている方は、
「どうせ死ぬ」
「医者がそう言っている」
「何をしてもムダ」
というように思われている人が多いように思います。
でも少し考えていただきたいのは、「どうせ死ぬ」ことなど、
生まれた時からわかっていることです。
たまたまがんだったり、たまたま交通事故だったり、
たまたま脳梗塞だったり、肺炎だったり、死因が違うだけ。
がんだけ何か特別なように扱われていますが、何も特別ではありません。
瞬間的に命を奪う脳梗塞や交通事故の方がよっぽど怖いものです。
がんに負けずいつものように暮らせている人の方が
病状も良いし、生活も充実している。
これはほぼ間違いないと言っても良いでしょう。
ある相談に来てくれている70代の女性が笑顔でこう言われていました。
「小さなときに命を落とす人もいるのに。私はここまで生きて来られた。
もう十分感謝しないといけない。でも、私いろいろしたいことがあるので、
できればもう少し元気でいたいと思う」
僕は感銘を受けました。
がんになったとはいえ、私は不幸ではない。ここまで生きてこれたし、
まだ元気あり、まだ好きなことを続けていられている。
この女性は、ステージⅣですが、
ステージⅣだからと言って特別体が悪いとは感じないそうで、
いつもニコニコされています。
「どうせ人は死ぬ」生まれた時からわかっていることです。
どうせ死ぬなら、開き直って、人生を最後まで楽しみましょう。
そう思えると病状も人生もずっと良くなります。