雨の日にふらつきやめまいが悪化|渡辺コラム | 自然&漢方サンポウブログ
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雨の日にふらつきやめまいが悪化
ここ1ヵ月は雨が非常に多くなっています。
それに伴って、ふらつきやめまいが出てきたと言ってサンポウ薬局に
来られるお客さんが増えています。
なぜ天気が悪いとふらつきやめまいが多くなるのでしょうか?
その大きな原因は湿度の高さです。
水分が空気中に充満し、その水分を呼吸によって取り入れてしまいます。
体内も体外も水だらけになり、非常に水はけの悪い状況の中、体に溜った
水分は三半規管がつかさどる平衡感覚を狂わせていきます。
そしてふらつきやめまいといった症状に繋がっていきます。
このようなときは、原因である体に溜った水分の水はけを良くする漢方を
服用することで症状を改善させていきます。
以前、体質をお聞かせいただき、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)をおすすめしたところ、数ヵ月続いていためまいが、見事1ヵ月で改善した例もありました。
ただ、全てのふらつきやめまいが水はけを良くする漢方で改善するわけではありません。
めまいやふらつきには、体力の低下や貧血、ストレスから起こるものもありますので、
原因がなんであるかを探り、一番効果的な漢方薬を選んでいきましょう。
一つ簡単な見極めとして、雨の日にふらつきやめまいが起こるという場合は、
水が原因である可能性がとても高いと言えます。